こんにちは。
Ratatone®担当のTJです。
これまでのRatatone®プロジェクトで得た学びや気づき、音楽を楽しく遊ぶための研究、そして私たちが新たに開発している音に特化したカードゲームについて報告していきたいと思います。
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現在、私たちはRatatone®の新たな形として、音で遊ぶカードゲームを開発中です!
Makuake、CAMPFIRE、GREENFUNDING、Kibidangoなど、いろんなクラウドファンディングのプラットフォームを比較し、発表のタイミングを検討してきました。
その結果、
2025年8月18日よりMakuakeにて先行販売を開始しました!
MakuakeプロジェクトページURL: https://www.makuake.com/project/kikimimiparty/
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先日、子どもも大人も「聴覚に全集中!」するために静岡まで行ってきたお話をしました。
子どもから大人まで、世代を超えて楽しんでいただけたことに、私たちも大きな手応えを感じています。
▼前回の活動報告はこちら▼
【2025年7月活動報告】子どもも大人も聴覚に全集中!親子で楽しめる「音のカードゲーム」体験会&撮影会 in 静岡
Ratatone®は、これまで親子で音楽を楽しめるコンテンツとして、親子で合奏できる楽譜や迷路や音当てなどのゲーム性を加えた遊べる楽譜など、多くのコンテンツをリリースしてきました。
「パプリカ(作詞・作曲:米津玄師)」メロディーシート
「パプリカ(作詞・作曲:米津玄師)」伴奏シート
東京五輪2020の応援ソングとして有名な「パプリカ(作詞・作曲:米津玄師)」は、今でも運動会や学芸会でもよく歌ったり、踊ったりされている楽曲ですが、Ratatone®で演奏をお楽しみいただけます。
「パプリカ」には、メロディシートと伴奏シートがありますので、お子様はメロディ、大人は伴奏を演奏することで親子で合奏を楽しむことができます。
メロディシートは、ピアノ音色だけでなく、推奨音色の4つに加え、他の楽器(約50種類!)にも音色を変えて演奏をお楽しみいただけます。その時の気分にあった楽器音色を選べば、より一層自分好みの演奏に近づけます。
*伴奏シートはピアノ音色のみとなります。
*どちらもRatatone®スターターセットに同梱されています。
「ド」の音だけを頼りにゴールを目指す「どのめいろ」、この音なんの音?「おとのクイズ」など、演奏体験をベースにしつつ、世の中の音楽書籍とは異なるアプローチで「やってみたい!を刺激するコンテンツ」をリリースしてきました。
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Ratatone®も、小学生のお子様へのプレゼント、小学校入学前(3歳から5歳)のプレゼント用に購入されています。
お子様の興味の幅を拡げたい、楽しく音楽に触れてほしいという方に最適です!
▼Ratatone®公式サイト▼ 楽器に触れる前に音や音楽に触れる。
感受性を刺激する幼少期のお子様のプレゼントとして最適な知育楽器Ratatone®の購入ページはこちら
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今、「音楽で遊ぶ」体験が求められている!?
イベントなどでラタトーンで音を鳴らしていると、通りすがりのお子様連れの方々が「おっ!」と驚いた顔で立ち止まってくださります。
楽器らしい楽器がどこにもないのに、あの小さな筐体と紙面から綺麗なメロディが鳴っていることに驚かれるようです。
そんなお客様にラタトーンを手渡し、演奏していただくと、みんな楽しそうに演奏してくれます。
みんな、自分の手で音楽を生み出すことに結構飢えているのではないでしょうか!?
SunoやBandLab、スマホとAIで簡単に音楽が創れるような時代でも、自分の手から音楽を生みだす感動と楽しさは特別なのでしょう。
イベントなどでお客様がお子様と一緒にRatatone®で楽しそうに演奏している光景を見るたび、「良いもの創ったなぁ」と自画自賛しています。同時に、「もっと多くの人に知ってほしい」という想いも込み上げます。
開発する一人の人間として、自分たちが生み出したもので誰かが笑顔になるという経験ほど嬉しいものはありません。ほんとに!!
そもそも、アイデアを形にしたとしても、世の中にリリースするまでの紆余曲折の中で消えてしまうことも多々あります。。。
ユーザー体験会の最初の関門はクリア!
というわけで、先日の静岡の一件で、第一フェーズはクリアできました。クラウドファンディング開始までに、もう少し多くの方々に「音のカードゲーム」を遊んでもらいたいと思っていますので、もしこのブログを読んでいる方で「遊んでみたい!」と手を挙げてくれる優しい方がいれば、TJまでお知らせください。
お問合せからでも、Ratatone 公式 Instagram からでもOKです!お待ちしています!!
▼TJに相談する方はこちら▼
→Instagramをフォローして直接TJへ相談してみる
さて、今回は少し視点を変えて、私たちがなぜこの「音のカードゲーム」を開発するに至ったのか、その背景にあるRatatone®︎開発当初からの想いと、プロダクトに込めたこだわりについてお話ししたいと思います。
すべての始まりは「音楽って、もっと自由で楽しいはず」という想い
Ratatone®︎プロジェクトが始まったとき、私たちの頭の中には一貫した想いがありました。それは、「音楽は特別な才能や厳しい練習がなくても、誰もが直感的に楽しめるものだ」という想いです。
私自身、子どもの頃に楽器を習っていましたが、練習が苦痛で挫折した経験があります。周りにも「昔、ピアノを習っていたけど、もう弾けない」という人は少なくありません。その原因の多くは、音を「耳」で楽しむ前に、指の動きや楽譜の読み方といった「技術」の壁にぶつかってしまうことにあります。
だからこそRatatone®では、まず 「自分の手で音を生み出す楽しさ」を何よりも大切にしました。
楽譜が読めなくても、楽器に触ったことがなくても、タッチするだけでメロディが奏でられる。このシンプルな成功体験が、子どもたちの「もっとやりたい!」という知的好奇心に火をつけるのです。
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▼Ratatone®公式サイト▼
絶対音感にこだわらなくていい。音楽を楽しむための音感トレーニング方法をお伝えします。
【絶対音感についての大きな誤解】
プロのミュージシャン、音楽家や歌手など、音楽能力に秀でている人たちは、誰もが絶対音感を持っている、と考えている人はかなり多いと思います。実際、私も「絶対音感はすごい能力」だと思っていました。でも、よくよく調べてみると、音楽能力には絶対音感は必ずしも必要ではないという事実に気づきます。
音楽的能力において、本当に必要な音感は「相対音感」。
絶対音感は大人になってからは育むことは容易ではありませんが、相対音感は何歳からでも育むことができる能力です。
絶対音感がないから音楽は諦めた、という方には、ぜひ一度、「相対音感」という能力に目を向けて、もう一度楽しい音楽ライフを取り戻しましょう!ラタトーンが一緒にお手伝いします!!
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「遊び」が「学び」に変わる瞬間をデザインする
私たちはこれまで、子どもたちが幼稚園や保育園などでよく歌ったり踊ったりする童謡やアニソン(アニメの楽曲)を演奏できる楽譜「Ratanotes(ラタノーツ)」や、二人で協力して遊ぶ合奏絵本「フタリノオト」などをリリースしてきました。
童謡やアニソン(アニメの楽曲)を演奏できる楽譜「Ratanotes(ラタノーツ)」
▼Ratatone®公式サイト▼ 専用楽譜Ratanotesはこちらからお求めいただます。
・「ぞうさん」商品ページへ
・「ぶんぶんぶん」商品ページへ
・「はるがきた」商品ページへ
・「星にねがいを」商品ページへ
・「アンパンマンのマーチ:かくし味の和音と素の和音を比べてみよう」商品ページへ
協力プレイがきもちいい!
ふたりでツクル楽しい音楽合奏絵本「フタリノオト」
▼Ratatone®公式サイト▼
合奏絵本「フタリノオト」はこちらからお求めいただます。
これらのコンテンツには、実は共通した"仕掛け"があります。
それは、「遊び」の中に、自然と「音楽の学び」が溶け込んでいることです。
例えば、楽譜「ピタゴラスイッチ オープニングテーマ」では、メロディが円環の形で描かれています。子どもたちは、ただ円をなぞって遊んでいるだけのように見えますが、その中で「同じ音の組み合わせを繰り返すと、耳に残る音楽になる」「"ド"の音で終わると、音楽に終止感が生まれる」といった音楽の構造を、知らず知らずのうちに体感しています。
このような「アハ!体験(なるほど!という発見)」を散りばめることで、子どもたちの「やらされる学び」を「自発的な探求」へと転換させる。それが私たちの目指す体験デザインです。
▼Ratatone®公式サイト▼ 創造力を育むラタトーン
遊ぶ、学ぶ、発見する。いろんな楽しいが詰まったRatatone®全180種の楽譜はこちら
なぜ今、カードゲームなのか?「聴覚」への原点回帰
これまでのRatatone®コンテンツが「音楽の学び要素6割、遊び要素4割」だとすれば、今回開発している「音のカードゲーム」は「音楽の学び要素2割、遊び要素8割」を目指しました。
その理由は、音楽の根源である「音」そのものの面白さ、不思議さ、そして儚さを、もう一度純粋に体験してほしいと考えたからです。
現代社会において、私たちは情報の多くを「視覚」に頼っています。しかし、目を閉じてじっくりと「聴覚」を研ぎ澄ます機会は、日常生活の中にどれだけあるでしょうか。
「音のカードゲーム」は、あえて視覚情報を制限し、聴覚に全集中せざるを得ない状況を作り出します。
「この音、さっきも聴いたぞ?」
「似ているけど、ちょっと違う音だ…」
ゲームに勝つために音に集中する。その体験が、普段は意識していなかった音の違いを聴き分ける力、つまり「聴く力」を育むことに繋がるのです。
人類は皆、音を耳で捉えています。
でも、本当に自分と周りの皆は同じ音を聴いているのでしょうか?
音楽家や音響の専門家が聴いている音の世界と、私たちが普段聴いている音の世界は、もしかしたら全く違うものかもしれません。このカードゲームが、その奥深い「音の世界」そして「音楽の世界」への入り口になることを願っています。
さいごに
「うちの子には音楽の才能なんて…絶対音感もないし...」
「音楽に興味を持ってほしいけど、無理に音楽教室へ行かせるのも気がひける...」
「自分が楽器を諦めたから、子どもにも期待できない」
もし、そう思っている方がいらっしゃいましたら、ぜひ一度、この「音のカードゲーム」に触れてみてください。そして、まずは音って面白い!音楽って不思議!と興味を持つことから始めてみませんか。
音楽は、決して特別なものではありません。必ずしも絶対音感を意識する必要もありません。
日々の遊びの中に、ほんの少し「耳をすます」時間を取り入れるだけで、子どもたちの世界はもっと豊かに、創造的になるはずです。
クラウドファンディングの詳細は、引き続きブログやSNSで発信していきますので、ぜひご注目ください!
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【あなたの場所へ!Ratatone®が出張音楽ワークショップ!!】
「音楽ってそういうことだったのか!」を体験してみませんか?
Ratatone®が、これまで開発した音楽が楽しくなる多種多様なコンテンツをアレンジ。
音のクイズや音の迷路、音のカードゲームを携えて、大人から子どもまで、音楽が楽しくなるワークショップを企画いたします。
▼Ratatone®公式サイト▼ 創造力を育むラタトーン
パズルのような知育おもちゃや、絵本とは異なった考え方から生まれた聴覚から創造力を育む知育楽器Ratatone®
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【大人も納得!Ratatone®で音楽を学べるブログはこちらから!!】
▼Ratatone®で学ぶ音楽▼ラタトーン ラボ:Vol.01 調の不思議
▼Ratatone®で学ぶ音楽▼ラタトーン ラボ:Vol.02 スケールのはなし - 「っぽい音楽」のフシギ
▼Ratatone®で学ぶ音楽▼ラタトーン ラボ:Vol.03 コード(和音)って何?
▼Ratatone®で学ぶ音楽▼ラタトーン ラボ:Vol.04ミニマルな世界に刺激を生む「F」コード
▼Ratatone®で学ぶ音楽▼ラタトーン ラボ:Vol.05 リズム - 童謡で体感する拍と拍子
▼Ratatone®で学ぶ音楽▼ラタトーン ラボ:Vol.06 音名・階名のコト