童謡「ぶんぶんぶん」で音感を育む方法|音楽が苦手な方でも自宅で楽しく簡単音感トレーニング

童謡「ぶんぶんぶん」で音感を育む方法|音楽が苦手な方でも自宅で楽しく簡単音感トレーニング

 

「ぶんぶんぶん、はちがとぶ♪」

 

お子さんと一緒に、この歌を口ずさんだことはありませんか?

 

 

 

 

童謡「ぶんぶんぶん」は、その覚えやすいメロディと可愛らしい歌詞で、保育園や幼稚園、そしてご家庭でも愛され続けている音楽です。実はこの歌、小学生の音楽の教科書にも掲載されている、音楽教育の入り口として用いられる音楽なのです。

 

 

「自分は音楽が苦手だったから、子どもには同じ思いをさせたくないな…」
「音楽教室に通わせるほどでもないけど、音感ってどう育てたらいいの?」

 

 

 

 

もしあなたが少しでもそう感じているなら、この記事がその考えを変えるきっかけになるかもしれません。
この「ぶんぶんぶん」には、お子さんの「聴く力」、つまり音感を、遊びながら自然に、そして効果的に育むためのたくさんのヒミツが隠されています。

 

 

この記事では、誰もが知っている童謡「ぶんぶんぶん」を題材に、親子のコミュニケーションを深めながら、お子さんの音楽の才能の芽を楽しく育む方法をご紹介します!

 

 


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世界を旅してきた歌「ぶんぶんぶん」

 

 

「ぶんぶんぶん」が、実は海外生まれだということをご存知でしたか?

 

この曲の作曲者は「ボヘミア民謡」とされています。元々は現在のチェコ共和国にあたるボヘミア地方で古くから歌い継がれてきたメロディなのです。

 

その素朴で美しいメロディに、ドイツの詩人ホフマン・フォン・ファラースレーベンが1835年に歌詞をつけました。そして、その歌が日本に伝わり、1947年、詩人の村野四郎さんによって日本語の歌詞がつけられ、小学校の音楽の教科書に掲載されたのです。

 

 

私たちが知っている歌詞は、池の周りに咲いた野ばらの花の蜜を集めに蜂が飛んでいる、初夏ののどかで美しい情景を歌っています。「ぶんぶんぶん」という擬音語の繰り返しが、蜂の羽音をリズミカルに表現し、子どもたちの心を惹きつけます。

 

 

しかし、元になったドイツ語の歌詞は少し趣が異なります。「私たちは何もしないから、森や野原へ飛んでいきなさい」と蜂に呼びかけ、蜜を集めて巣に持ち帰るように促す内容が含まれており、自然の恵みをもたらしてくれる「働き者の蜂」への感謝や尊敬の念が表現されているのです。

 

 

一つのメロディが、国や文化を超えて様々なストーリーを纏っていく。
音楽の面白さの一つですね。

 

 

なぜ「ぶんぶんぶん」は音感教育の入り口に最適なのか?

 

 

では、なぜこのシンプルな童謡が、これほどまでに音楽教育の教材として重要視されているのでしょうか。その理由は、楽曲の「特徴」に隠されています。

 

 

驚くほどシンプル!なメロディ

 

 

「ぶんぶんぶん」のメロディは、使われている音の種類が非常に少なく「ドレミファソ」の5つの音しか登場しません。そして、隣り合った音へ滑らかに進む「順次進行」が中心です。急な音の跳躍が少ないため、子どもたちは音の高低を捉えやすく、メロディを正確に記憶しやすいのです。

 

 

 

 

この曲は、5本の指だけで演奏できるので、ピアノなどの楽器練習曲としてもよく用いられています。しかも、5つの音を行ったり来たりするシンプルなメロディは、いろんな調を学ぶことにも役立ちます。楽器を始めたばかりの子どもたちが、最初の練習曲としてこの曲を弾くことが多いのも納得です。

 

 

心と体が動き出す!魔法のリズム

 

 

「ぶんぶんぶん」を口ずさむと、自然と体が揺れてきませんか?
この曲は4分の4拍子で構成されており、「たん たん たん うん」という、音楽の基礎となる非常に重要なリズムパターンが繰り返されています。

 

 

 

 

この「たん たん たん うん」というリズムは、子どもたちが手拍子をしたり、足踏みをしたりするのにとても分かりやすく、音楽の根幹である「拍」を体で感じるのに最適です。親子で一緒に手拍子をしながら歌うだけで、それはもう立派なリズムトレーニングになります。

 

 

覚えやすい!繰り返しの構成

 

 

「ぶんぶんぶん」は、短い同じようなフレーズが何度も繰り返される、非常に単純な構成で作られています。この「繰り返し」が、子どもたちにとってメロディやリズムのパターンを記憶しやすくさせ、「次はこのメロディが来るな」という予測する力を育てます。
音楽の構造を無意識のうちに理解し、音とリズムを正確に捉える能力の基礎を築いてくれるのです。

 

 

 

 

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「絶対音感」より大切な「相対音感」を育てよう

 

「音感」というと、特定の音を聴き分ける「絶対音感」を思い浮かべる方が多いかもしれません。しかし、音楽を心から楽しんだり、誰かと一緒に演奏したり歌ったりするために本当に大切なのは、前後の音の関係性を正確に捉える「相対音感」です。

メロディが上がったか下がったかを感じたり、ハーモニーの響きの違いに気づいたり、悲しい曲や楽しい曲を聴き分けて感情を揺さぶられたり…。これらはすべて相対音感の働きによるものです。

 

大切なのは、音を「ドレミ」という記号として暗記することだけではありません。
「このメロディは、蜂さんが忙しそうに飛んでいる感じがするね」「このリズムは、なんだかワクワクするね!」
そんな風に、音楽が持つ「気持ち」や「ストーリー」を感じ取る力こそが、人生を豊かにする本当の音楽の力だと、私たちは考えています。

 

絶対音感は幼少期を過ぎると習得が難しいと言われていますが、相対音感は大人になってからでも十分に育てることができます。音楽に苦手意識を持っている親御さんこそ、お子さんと一緒にこの「相対音感」を育んでみませんか?

 

 


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実践!Ratatone®で「ぶんぶんぶん」の気持ちを感じて演奏してみよう!

 

 

それでは、私たちが開発した知育楽器「Ratatone®」を使って、「ぶんぶんぶん」に込められた音楽の気持ちを感じる遊び方を実践してみましょう!

 

Ratatone®は、専用楽譜「Ratanotes」にタッチするだけで、誰でも直感的に音楽を奏でられる不思議な楽器です。「楽譜が読めない」「楽器は難しい」そんな音楽の壁を取り払い、遊びの中から音楽の楽しさを発見できます。

 

 


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【目標】

 

音楽の気持ちを感じて、表現豊かに演奏できるようになる。

 

【ねらい】

 

テンポ(速さ)が、音楽の表現にどのように影響するかを感じる。

 

【準備するもの】

 

- Ratatone®本体
- Ratanotes「ぶんぶんぶん」

 

 

 

 

【さあ、はじめましょう!】

 

【ステップ1】手拍子で「拍」を捉えながら歌おう!

 

まずは「いち、に、さん、し」と声に出しながら、一定の速さで手を叩いてみましょう。これが音楽の骨格となる「拍」です。この拍を感じながら「ぶんぶんぶん」を歌うと、歌が安定し、リズムに乗りやすくなります。

 

 

 

 

【ステップ2】働きバチの気持ちになって歌ってみよう!

 

次に、この歌の主人公「働きバチ」になりきって、歌の速さ(テンポ)を変えてみましょう!

 

  • 速いテンポで歌ってみよう!

    「働きバチさん、大忙し!早く蜜を集めなくっちゃ!」
    そんな気持ちで、ステップ1の手拍子を速くして歌ってみましょう。音楽がせわしなく、エネルギッシュに聞こえませんか?

  • ゆったりしたテンポで歌ってみよう!

    「今日はいいお天気だなあ。お花の蜜は美味しいなあ。」
    そんな風に、春の陽気を楽しむ蜂さんの気持ちで、今度はゆっくりなテンポで歌ってみましょう。音楽が穏やかで、のんびりした雰囲気に変わりませんか?

 

このように、同じメロディでも速さを変えるだけで、音楽の持つ「気持ち」が大きく変わることを親子で体感してみてください。「どっちの蜂さんが好き?」などと話し合うのも楽しいですね。

 

 

【ステップ3】Ratatone®で気持ちを込めて演奏しよう!

 

さあ、いよいよRatatone®の出番です。ステップ2で感じた「気持ち」を、今度は演奏で表現してみましょう。
Ratanotesの可愛い蜂のイラストを一つずつタッチして、「大忙しの蜂さん(速いテンポ)」と「のんびり屋の蜂さん(ゆったりテンポ)」をそれぞれ演奏してみてください。自分の指先から、様々な表情の音楽が生まれる楽しさを味わうことができます。

 

 

 

 

この「音楽の気持ちを感じて表現する」という経験こそ、テクニックよりも遥かに大切な、豊かな音楽性を育むための土台となるのです。

 

今回ご紹介した「ことりのうた」は、Ratatone®公式サイトからお買い求めいただけます。

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【ブログひとやすみ】働き者のミツバチ、一体どれくらい働くの?

 

 

歌にもなっているミツバチですが、実は本当に驚くほどの働き者です。
ミツバチの社会には、女王蜂、雄蜂、そしてたくさんの働き蜂がいます。その名の通り、花の蜜や花粉を集めてくるのが「働き蜂」の仕事です。

 

 

働き蜂は、花の蜜と花粉を食べながら、なんと1日に2〜3kmもの距離を飛び回ると言われています。これを人間の感覚に換算すると、毎日300kmも移動していることになるらしい!

 

 

 

 

毎日それだけの距離を飛び回って、甘くて美味しいはちみつを作ってくれる蜂さんたち。「ぶんぶんぶん」と歌うとき、そんな蜂さんへの感謝の気持ちを少し込めてみると、また違った音楽が聴こえてくるかもしれません。

 

 

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音楽は親子の時間を豊かにする魔法

 

 

「ぶんぶんぶん」は、子どもが歌いやすいように作られていると同時に、子どもの発達段階に合わせて音楽の基礎を自然に学べる要素が巧みに盛り込まれています。今回ご紹介したように、身近な童謡が、実は素晴らしい音楽教材になるのです。

 

 

大切なのは、上手に歌えることや、正確に演奏できることではありません。
音楽に合わせて体を動かしたり、親子で笑い合ったり、歌の主人公の気持ちを想像したり…その豊かな時間そのものが、お子さんの心に音楽の種をまき、豊かな感性を育む何よりの栄養になります。

 

 

音楽の才能は、決して一部の特別な子どもだけが持つものではありません。「この歌、好き!」「なんだか踊りたくなっちゃう!」そんな風に、お子さんが音楽に心を動かされる瞬間、その隣で一緒に楽しみ、共感してあげること。

 

 

夢中で遊んだその経験が、子どもの「聴く力」や「表現する力」を育む最高の糧となるのです。

 

 


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さいごに

 

 

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「音のカードゲーム」は、視覚情報に頼らず、聴覚に全集中して遊びます。ゲームに夢中になるうちに、自然と音の違いを聴き分ける力、つまり「聴く力」が育まれる。そんな新しい音楽体験を目指しています。

 

 

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「神経衰弱」や「カルタ」、「ババ抜き」、「花札」など、なじみのあるゲームに「音」の要素を加えて、新しい遊び方にしました。 

特別なルールを覚える必要はなく、誰でもすぐに楽しめます。みんなが知っているゲームを少し工夫することで、気軽に音に集中して遊ぶことができます。  
さらに、いろいろなゲームを通して音を聴き続けるうちに、自然と音の楽しさや音に対する興味が深まっていきます。

 


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【2025年7月活動報告】子どもも大人も聴覚に全集中!親子で楽しめる「音のカードゲーム」体験会&撮影会 in 静岡

 

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