Ratatone Lab

Labnote05:リズム - 童謡で体感する拍と拍子
音楽を構成する要素の一つに「リズム」があります。 カラオケで歌が苦手な方が、リズムを改善することで劇的に上手く歌えるようになる、と言われるほど、リズムは音楽において重要な要素の一つとなります。今回は、その「リズム」についてお話ししていきたいと思います。 [目次] ・リズム?ビート?・拍と拍子を捉える・グレーの色玉はお休みの音 リズム?ビート? 4拍子、8(エイト)ビート、ラテン、アフリカンリズムと言った単語を一度は聞いたことがあると思います。8ビートは、タタタタと音が走るようなスピーディな音楽のイメージで、アフリカンリズムは太鼓の音と大地を踏み鳴らすユニークで独特な音楽のイメージが思い浮かぶのではないでしょうか。でも、拍子だったり、ビートだったり、リズムだったり呼び方色々で少々混乱します。 整理してみると、 リズム : 一定の間隔で刻まれる音 ビート : リズムに強弱を付け加えたもの という感じになります。まだよく分かりませんね。リズムとビートは異なるようだ、ということで先へ進みましょう。 では、基本となる「リズム」についてみていきます。リズムは「拍」、「拍子」、「小節」という3つの要素の組み合わせによってできています。 ・拍 :音(時間)の単位 ・拍子:小節の中の拍の集まり(連なり) ・小節:音符を入れる箱 ストレッチの掛け声「イチ・ニ・サン・シ」に例えてみましょう。 ここでは「イチ」や「ニ」が拍となり、「イチ・ニ・サン・シ」が拍の集まりの拍子となります。そして、拍がまとまって箱に入ったものが小節となります。 ですので、この場合のストレッチの掛け声は4つの拍がまとまった「4拍子1小節」である、といえます。 ストレッチの時間が増えて、「『イチ・ニ・サン・シ』『ニ・ニ・サン・シ』」まで続くと、小節が一つ増えるので「4拍子2小節」ということになります。このように、音楽は時間が長くなると小節の数も増えていきます。 拍にもいろんな大きさがあります。先ほどのように、1小節の中に4拍入るだけでなく、2拍であったり、3拍であったり様々です。このように、小節内の拍数の組み合わせによって複雑なリズムが作り出されます。(小節内に4拍入ることを4拍子、8拍入ることを8拍子と呼び、これがエイトビートの基本となります。ロックのリズムではエイトビートが多用されるようですね。) 拍と拍子を捉える。 今、聴いている音楽がどんなリズムなのか。リズムを捉えるには、拍と拍子を捉えることが必要です。音楽教室であれば、音楽を傾聴することで、拍を読み解き、拍子の始まりがどこにあるのかを探る練習をされるのでしょうが、ここでは少しグラフィックの力を借りて直感的に捉えていきたいと思います。 こちらはラタノーツ「おつかいありさん」です。ラタノーツをよく見ると、歌詞と色玉が表示されています。そして、色玉には大小2つの種類があります。他にもグレー表示されたものも見られますね。 何のルールにも縛られず、自由に演奏してみるとこんな感じになります。色玉のところだけをタッチして、グレー表示はタッチせずに無視して演奏してみました。 聴いたことがあるメロディですが、本来の「おつかいありさん」の音楽になっているかというと疑問が残ります。タイミングがずれているような違和感を感じますでしょうか? 比較対象がないと、少し分かりにくいかもしれませんね。 では次に、色玉だけでなく、グレー表示もタッチすることで、拍を意識して演奏してみます。 いかがでしょう? 「タイミングのずれによる違和感」は軽減されたのではないでしょうか。 音が出ている時も出ていない時も、ある一定の時間の流れを感じられたと思います。 では次に、本来の「おつかいありさん」のリズムに合わせて演奏してみます。こんな感じです。...
Labnote05:リズム - 童謡で体感する拍と拍子
音楽を構成する要素の一つに「リズム」があります。 カラオケで歌が苦手な方が、リズムを改善することで劇的に上手く歌えるようになる、と言われるほど、リズムは音楽において重要な要素の一つとなります。今回は、その「リズム」についてお話ししていきたいと思います。 [目次] ・リズム?ビート?・拍と拍子を捉える・グレーの色玉はお休みの音 リズム?ビート? 4拍子、8(エイト)ビート、ラテン、アフリカンリズムと言った単語を一度は聞いたことがあると思います。8ビートは、タタタタと音が走るようなスピーディな音楽のイメージで、アフリカンリズムは太鼓の音と大地を踏み鳴らすユニークで独特な音楽のイメージが思い浮かぶのではないでしょうか。でも、拍子だったり、ビートだったり、リズムだったり呼び方色々で少々混乱します。 整理してみると、 リズム : 一定の間隔で刻まれる音 ビート : リズムに強弱を付け加えたもの という感じになります。まだよく分かりませんね。リズムとビートは異なるようだ、ということで先へ進みましょう。 では、基本となる「リズム」についてみていきます。リズムは「拍」、「拍子」、「小節」という3つの要素の組み合わせによってできています。 ・拍 :音(時間)の単位 ・拍子:小節の中の拍の集まり(連なり) ・小節:音符を入れる箱 ストレッチの掛け声「イチ・ニ・サン・シ」に例えてみましょう。 ここでは「イチ」や「ニ」が拍となり、「イチ・ニ・サン・シ」が拍の集まりの拍子となります。そして、拍がまとまって箱に入ったものが小節となります。 ですので、この場合のストレッチの掛け声は4つの拍がまとまった「4拍子1小節」である、といえます。 ストレッチの時間が増えて、「『イチ・ニ・サン・シ』『ニ・ニ・サン・シ』」まで続くと、小節が一つ増えるので「4拍子2小節」ということになります。このように、音楽は時間が長くなると小節の数も増えていきます。 拍にもいろんな大きさがあります。先ほどのように、1小節の中に4拍入るだけでなく、2拍であったり、3拍であったり様々です。このように、小節内の拍数の組み合わせによって複雑なリズムが作り出されます。(小節内に4拍入ることを4拍子、8拍入ることを8拍子と呼び、これがエイトビートの基本となります。ロックのリズムではエイトビートが多用されるようですね。) 拍と拍子を捉える。 今、聴いている音楽がどんなリズムなのか。リズムを捉えるには、拍と拍子を捉えることが必要です。音楽教室であれば、音楽を傾聴することで、拍を読み解き、拍子の始まりがどこにあるのかを探る練習をされるのでしょうが、ここでは少しグラフィックの力を借りて直感的に捉えていきたいと思います。 こちらはラタノーツ「おつかいありさん」です。ラタノーツをよく見ると、歌詞と色玉が表示されています。そして、色玉には大小2つの種類があります。他にもグレー表示されたものも見られますね。 何のルールにも縛られず、自由に演奏してみるとこんな感じになります。色玉のところだけをタッチして、グレー表示はタッチせずに無視して演奏してみました。 聴いたことがあるメロディですが、本来の「おつかいありさん」の音楽になっているかというと疑問が残ります。タイミングがずれているような違和感を感じますでしょうか? 比較対象がないと、少し分かりにくいかもしれませんね。 では次に、色玉だけでなく、グレー表示もタッチすることで、拍を意識して演奏してみます。 いかがでしょう? 「タイミングのずれによる違和感」は軽減されたのではないでしょうか。 音が出ている時も出ていない時も、ある一定の時間の流れを感じられたと思います。 では次に、本来の「おつかいありさん」のリズムに合わせて演奏してみます。こんな感じです。...

Labnote04:ミニマルな世界に刺激を生む「F」コード
前回のおさらいを少し。 音楽が奏でる物語には始まりと終わりがあり、CとGというたった2つのコードだけでも「始まりと終わり」を表現できる、と説明しました。2つのコードで創りだす世界観は、とてもミニマルで素敵ではありますが、現代の私たちにはもう少し刺激が必要です。「F」コードを加えることで、音楽の世界を少し複雑で刺激的に、そして彩りある表現に変えることができます。 [目次] ・音楽の寄り道もやっぱり楽しい! ・3つのコードで”Hey Jude”に挑戦 ・「F」の性格(コードの機能) ・物語はエンディングが大事 ・最後に:ほんの少しだけ音楽理論 (I/IV/Vって何のこと?) 音楽の寄り道もやっぱり楽しい! 「C」と「G」だけで構成される音楽を聴いていると、どうしても「次の音はCかG。」ということが予想できてしまいます。このように耳が慣れてしまうことで「飽き」が生じます。 例えば、自宅と学校(職場)の通り道。いつも同じルートを通れば同じ景色ばかり。いつもと違うルートを通れば新たな景色との出会いが生まれます(お洒落なカフェに偶然出会うとか)。それは新しい刺激となり、楽しい気分になります。 音楽もそれと似ていて、予想と異なる響きが聴こえると耳がピクッと動き、「おっ!」となります。なんか違うぞ、楽しいぞ!となります。 ここで一つ、きらきら星を弾いてみましょう。コードはCとGだけです。 *ここではラタノーツ「カノン」(スターターセット同梱)を使用しています。 同じコードの音ばかりで動きが少ない。どこか物足りないですね。 再度、きらきら星を弾いてみましょう。今度は「F」を登場させてみます。 雰囲気が変わりましたね。 音楽に動きが出て「C」と「G」だけよりも楽しそうに聴こえます。「F」コード、いいですね。面白くなってきました。 早速ですが、3つのコードで”Hey Jude”に挑戦 「F」の登場で表現できる音楽の幅も広がりました。では、これまで登場した「C」「G」「F」を使って、Beatlesの名曲”Hey...
Labnote04:ミニマルな世界に刺激を生む「F」コード
前回のおさらいを少し。 音楽が奏でる物語には始まりと終わりがあり、CとGというたった2つのコードだけでも「始まりと終わり」を表現できる、と説明しました。2つのコードで創りだす世界観は、とてもミニマルで素敵ではありますが、現代の私たちにはもう少し刺激が必要です。「F」コードを加えることで、音楽の世界を少し複雑で刺激的に、そして彩りある表現に変えることができます。 [目次] ・音楽の寄り道もやっぱり楽しい! ・3つのコードで”Hey Jude”に挑戦 ・「F」の性格(コードの機能) ・物語はエンディングが大事 ・最後に:ほんの少しだけ音楽理論 (I/IV/Vって何のこと?) 音楽の寄り道もやっぱり楽しい! 「C」と「G」だけで構成される音楽を聴いていると、どうしても「次の音はCかG。」ということが予想できてしまいます。このように耳が慣れてしまうことで「飽き」が生じます。 例えば、自宅と学校(職場)の通り道。いつも同じルートを通れば同じ景色ばかり。いつもと違うルートを通れば新たな景色との出会いが生まれます(お洒落なカフェに偶然出会うとか)。それは新しい刺激となり、楽しい気分になります。 音楽もそれと似ていて、予想と異なる響きが聴こえると耳がピクッと動き、「おっ!」となります。なんか違うぞ、楽しいぞ!となります。 ここで一つ、きらきら星を弾いてみましょう。コードはCとGだけです。 *ここではラタノーツ「カノン」(スターターセット同梱)を使用しています。 同じコードの音ばかりで動きが少ない。どこか物足りないですね。 再度、きらきら星を弾いてみましょう。今度は「F」を登場させてみます。 雰囲気が変わりましたね。 音楽に動きが出て「C」と「G」だけよりも楽しそうに聴こえます。「F」コード、いいですね。面白くなってきました。 早速ですが、3つのコードで”Hey Jude”に挑戦 「F」の登場で表現できる音楽の幅も広がりました。では、これまで登場した「C」「G」「F」を使って、Beatlesの名曲”Hey...

Labnote03:コード(和音)って何?
音楽の中でよく耳にする「コード」。 楽譜をみると、音符達の上に小さな文字で「C」や「Dm」といった英語表記を目にしたことがあると思います。 音符の並びがメロディを奏で、コードはメロディと一緒に伴走する感じでしょうか。今回は、このコードについて少し話してみたいと思います。読んだ後、皆さんが聴いている音楽がいつもとちょっと違う聴こえ方になるかもしれません。 <目次> ・コード(和音)って何?・コードの音、イメージしてみましょう。・コードに名前をつけた人、グッジョブ!・コードの個性・コードの流れと響き(安定感と不安定感)・CとGだけで演奏してみた コード(和音)って何? 非常にざっくりな言い方をすると、演劇やドラマでの主役にあたるのがメロディとすると、主役を引き立てる背景や演出にあたるものがコードとなります。 コードは、英語表記では”chord”、和名では「和音」と呼び、「同時に3つもしくはそれ以上の音で構成された音」を指します。1590年代に”accord(一致する、調和する)”という言葉が短縮され、”cord”と区別するために”h”が追加されて今の”chord”になったとか。(参考:https://www.etymonline.com/word/chord) 3つもしくはそれ以上の音で構成された音 コードの音、イメージしてみましょう。 では、手始めに3つの音を準備してみます。「ど」と「み」と「そ」です。それぞれの音を一つずつ鳴らすと、単音だけが鳴り響くとてもシンプルな音になります。でも、これら3つの音を同時に鳴らすと。 音を一つずつ鳴らすよりも音に奥行きを感じられると思います。そして、少し重厚感が増したような気もしますね。わずか3つの音が重なるだけで、これほどまでに印象が変わります。音楽って本当に不思議! コードには、「どみそ」の組み合わせ以外にも多くの種類があります。「れ」と「そ」と「し」を組み合わせたり、「ふぁ」「ら」「ど」を組み合わせたり。その数は、およそ数百種類にも及びます。 種類がとても多いので、いちいち「どみそ」とか「れそし」とは呼んではいられません。コードにもちゃんと名前があります。しかも、それぞれ個性もあります。まるで生命体みたいですね。 コードに名前をつけた人、グッジョブ! 「どみそ」というコードには、「C」という名前が付けられています。「Cコード」と聞けば、「どみそ、が調和したあの響きの感じ」となります。他にも「れそし」には「G」という名前があったり。名前で呼んだ方が圧倒的に呼びやすい。名前を付けた人は良い仕事をしましたね! ...
Labnote03:コード(和音)って何?
音楽の中でよく耳にする「コード」。 楽譜をみると、音符達の上に小さな文字で「C」や「Dm」といった英語表記を目にしたことがあると思います。 音符の並びがメロディを奏で、コードはメロディと一緒に伴走する感じでしょうか。今回は、このコードについて少し話してみたいと思います。読んだ後、皆さんが聴いている音楽がいつもとちょっと違う聴こえ方になるかもしれません。 <目次> ・コード(和音)って何?・コードの音、イメージしてみましょう。・コードに名前をつけた人、グッジョブ!・コードの個性・コードの流れと響き(安定感と不安定感)・CとGだけで演奏してみた コード(和音)って何? 非常にざっくりな言い方をすると、演劇やドラマでの主役にあたるのがメロディとすると、主役を引き立てる背景や演出にあたるものがコードとなります。 コードは、英語表記では”chord”、和名では「和音」と呼び、「同時に3つもしくはそれ以上の音で構成された音」を指します。1590年代に”accord(一致する、調和する)”という言葉が短縮され、”cord”と区別するために”h”が追加されて今の”chord”になったとか。(参考:https://www.etymonline.com/word/chord) 3つもしくはそれ以上の音で構成された音 コードの音、イメージしてみましょう。 では、手始めに3つの音を準備してみます。「ど」と「み」と「そ」です。それぞれの音を一つずつ鳴らすと、単音だけが鳴り響くとてもシンプルな音になります。でも、これら3つの音を同時に鳴らすと。 音を一つずつ鳴らすよりも音に奥行きを感じられると思います。そして、少し重厚感が増したような気もしますね。わずか3つの音が重なるだけで、これほどまでに印象が変わります。音楽って本当に不思議! コードには、「どみそ」の組み合わせ以外にも多くの種類があります。「れ」と「そ」と「し」を組み合わせたり、「ふぁ」「ら」「ど」を組み合わせたり。その数は、およそ数百種類にも及びます。 種類がとても多いので、いちいち「どみそ」とか「れそし」とは呼んではいられません。コードにもちゃんと名前があります。しかも、それぞれ個性もあります。まるで生命体みたいですね。 コードに名前をつけた人、グッジョブ! 「どみそ」というコードには、「C」という名前が付けられています。「Cコード」と聞けば、「どみそ、が調和したあの響きの感じ」となります。他にも「れそし」には「G」という名前があったり。名前で呼んだ方が圧倒的に呼びやすい。名前を付けた人は良い仕事をしましたね! ...

Labnote02:スケールのはなし - 「っぽい音楽」のフシギ
今日は音楽における「スケール」について少し話してみたいと思います。 この言葉を初めて耳にする方にとっては、「スケール?何それ?定規?」と思うかもしれません。いいえ、音楽の話です。 さて、ここで突然クエスチョンです。 アニメや映画をみている最中、アラビアンナイトなアニメや映画のBGMを聴いて、どこかアラビアンナイトっぽい感じがしたことはありませんか?沖縄の風景が流れている時のBGMはどこか沖縄民謡っぽい感じがしたことはありませんか? 実は、それらの「っぽい音楽」と感じる背景にはある秘密が隠されています。もうお気づきですね。それは「スケール」です。 Wikipediaによると、 「スケール『音階:scale』は、音を音高により昇順あるいは降順に並べたものである。」とあります。音を高低の順番に並べたもの。 引用:Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9F%B3%E9%9A%8E との記載があります。 一番イメージしやすいのはピアノの鍵盤ですね。ピアノの白い鍵盤を見ると、ドレミファソラシと低い音から高い音へ音が順番に並んでいます。 (音階は1オクターブの中に12音ありますが、ここでは便宜的にドレミファソラシの7音しか表記していません。ちなみに白い鍵盤は白鍵と呼び1オクターブ中に7個、黒い鍵盤は黒鍵と呼び1オクターブ中に5個あります。黒鍵にも音階の名前があったりしますがここでは割愛します。) 音の並びをパッと見て、分かりやすくするために少し色を付けてみます。 ピアノの鍵盤は白くて綺麗なので色を塗布できません(塗布したくありません)。ですので、音階に色を付けた紙面をご用意しました。白鍵に色をつけています。黒鍵はグレーです。 音を鳴らしてみましょう。 「っぽい音楽」と感じる背景には、ドレミファソラシの音階の組み合わせ方によって作り出されるスケールの存在があります。アラビアンナイトな雰囲気を醸し出すスケール、沖縄民謡っぽい雰囲気を醸し出すスケールだけでなく、童謡や演歌っぽいスケール、スペインのフラメンコっぽいスケールなど種類は様々です。それらが、わずか12音の組み合わせによって表現されており、聴き手は「っぽさ」を感じているのです。不思議ですね。 例えば、この図を見てみましょう。 一番上にはピアノと同じ音階が並んでいます。次の段には「ヨナ抜き音階」とあります。隣の四角を見てみましょう。 上のピアノ音階と少し異なるのがお分かり頂けると思います。「ヨナ抜き音階」にはグレーの四角がありません。そして、「ファとシ」の四角もありません。「ヨナ抜き音階」はピアノ音階から「ファとシ」を除いた音階だけで演奏するスケールということになります。 ちょっと音を出してみましょう。 ちなみにこの「ヨナ抜き音階」はドレミソラの5つの音階だけで奏でますが、このスケールは日本の童謡のなかでよく登場します。 例えば、 桃太郎 かたつむり 金太郎 こいのぼり...
Labnote02:スケールのはなし - 「っぽい音楽」のフシギ
今日は音楽における「スケール」について少し話してみたいと思います。 この言葉を初めて耳にする方にとっては、「スケール?何それ?定規?」と思うかもしれません。いいえ、音楽の話です。 さて、ここで突然クエスチョンです。 アニメや映画をみている最中、アラビアンナイトなアニメや映画のBGMを聴いて、どこかアラビアンナイトっぽい感じがしたことはありませんか?沖縄の風景が流れている時のBGMはどこか沖縄民謡っぽい感じがしたことはありませんか? 実は、それらの「っぽい音楽」と感じる背景にはある秘密が隠されています。もうお気づきですね。それは「スケール」です。 Wikipediaによると、 「スケール『音階:scale』は、音を音高により昇順あるいは降順に並べたものである。」とあります。音を高低の順番に並べたもの。 引用:Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9F%B3%E9%9A%8E との記載があります。 一番イメージしやすいのはピアノの鍵盤ですね。ピアノの白い鍵盤を見ると、ドレミファソラシと低い音から高い音へ音が順番に並んでいます。 (音階は1オクターブの中に12音ありますが、ここでは便宜的にドレミファソラシの7音しか表記していません。ちなみに白い鍵盤は白鍵と呼び1オクターブ中に7個、黒い鍵盤は黒鍵と呼び1オクターブ中に5個あります。黒鍵にも音階の名前があったりしますがここでは割愛します。) 音の並びをパッと見て、分かりやすくするために少し色を付けてみます。 ピアノの鍵盤は白くて綺麗なので色を塗布できません(塗布したくありません)。ですので、音階に色を付けた紙面をご用意しました。白鍵に色をつけています。黒鍵はグレーです。 音を鳴らしてみましょう。 「っぽい音楽」と感じる背景には、ドレミファソラシの音階の組み合わせ方によって作り出されるスケールの存在があります。アラビアンナイトな雰囲気を醸し出すスケール、沖縄民謡っぽい雰囲気を醸し出すスケールだけでなく、童謡や演歌っぽいスケール、スペインのフラメンコっぽいスケールなど種類は様々です。それらが、わずか12音の組み合わせによって表現されており、聴き手は「っぽさ」を感じているのです。不思議ですね。 例えば、この図を見てみましょう。 一番上にはピアノと同じ音階が並んでいます。次の段には「ヨナ抜き音階」とあります。隣の四角を見てみましょう。 上のピアノ音階と少し異なるのがお分かり頂けると思います。「ヨナ抜き音階」にはグレーの四角がありません。そして、「ファとシ」の四角もありません。「ヨナ抜き音階」はピアノ音階から「ファとシ」を除いた音階だけで演奏するスケールということになります。 ちょっと音を出してみましょう。 ちなみにこの「ヨナ抜き音階」はドレミソラの5つの音階だけで奏でますが、このスケールは日本の童謡のなかでよく登場します。 例えば、 桃太郎 かたつむり 金太郎 こいのぼり...
Labnote01:「調の不思議」
Ratatoneコンテンツ開発における実験的アイデアをまとめていくLabnote(ラボノート)。 コンテンツ開発の現場では、日々いろんなアイデアが生まれ、試作しています。その中でアーカイブしておくと面白いと思われるアイデアを掲載していきます。 ちなみに投稿初回の今回はこちら。 ドから始まる12音階はドレミファソラシド。レから始まるとどう聞こえると思いますか? 「レミファソラシドレ」と弾くと、正しい音で弾けているように思いますよね。でも実は、「レミファソラシドレ」と弾くと、どことなく座りの悪い響きに聴こえます。(動画の中では響きの悪いパターンは載ってないので、次回準備します) では、ミから始まるとどうでしょう?「ミファソラシドレミ」と弾くのも正しそうに見えます。でも、やはり座りの悪い響きに聞こえます。 レで始まる座りの良い響き、ミで始まる座りの良い響きを作るにはどうすれば良いのでしょうか? 実は、そのヒントが「音の距離感」にあります。 ドレミファソラシドには、お互いの音の間にある距離感があります。その距離感さえ保っていれば、始まりの音がドから始まろうが、レから始まろうが、なんとなく座りの良い響きに聴こえます。ある人には、どの音から始まっても「ドレミファソラシド」と鳴っているように聴こえるかもしれません。 音には距離がある。不思議で面白い事実です。次の動画は、ドレミファミレドを色んな音始まりで鳴らしてみた実験動画です。
Labnote01:「調の不思議」
Ratatoneコンテンツ開発における実験的アイデアをまとめていくLabnote(ラボノート)。 コンテンツ開発の現場では、日々いろんなアイデアが生まれ、試作しています。その中でアーカイブしておくと面白いと思われるアイデアを掲載していきます。 ちなみに投稿初回の今回はこちら。 ドから始まる12音階はドレミファソラシド。レから始まるとどう聞こえると思いますか? 「レミファソラシドレ」と弾くと、正しい音で弾けているように思いますよね。でも実は、「レミファソラシドレ」と弾くと、どことなく座りの悪い響きに聴こえます。(動画の中では響きの悪いパターンは載ってないので、次回準備します) では、ミから始まるとどうでしょう?「ミファソラシドレミ」と弾くのも正しそうに見えます。でも、やはり座りの悪い響きに聞こえます。 レで始まる座りの良い響き、ミで始まる座りの良い響きを作るにはどうすれば良いのでしょうか? 実は、そのヒントが「音の距離感」にあります。 ドレミファソラシドには、お互いの音の間にある距離感があります。その距離感さえ保っていれば、始まりの音がドから始まろうが、レから始まろうが、なんとなく座りの良い響きに聴こえます。ある人には、どの音から始まっても「ドレミファソラシド」と鳴っているように聴こえるかもしれません。 音には距離がある。不思議で面白い事実です。次の動画は、ドレミファミレドを色んな音始まりで鳴らしてみた実験動画です。