【2025年6月活動報告②】有名なピタゴラスイッチ音楽で遊びながら「聴く力」を育てる!?Ratatoneプロダクト開発とクラウドファンディング挑戦の舞台裏

【2025年6月活動報告②】有名なピタゴラスイッチ音楽で遊びながら「聴く力」を育てる!?Ratatoneプロダクト開発とクラウドファンディング挑戦の舞台裏


こんにちは。
Ratatone®担当のTJです。
これまでのRatatone®プロジェクトで得た学びや気づき、音楽を楽しく遊ぶための研究、そして私たちが新たに開発しているカードゲームについて報告していきたいと思います。


絶対音感がなくても音楽は楽しめます。
相対音感のトレーニング方法を知りたい方は→こちら


---
現在、私たちはRatatone®の新たな形として、音で遊ぶカードゲームを開発中です!
Makuake、CAMPFIRE、GREENFUNDING、Kibidangoなど、いろんなクラウドファンディングのプラットフォームを比較し、最適な発表のタイミングを探っています。詳細はブログとSNSでお知らせ予定です!
---


前回のブログでは、現在開発中の「音で遊ぶカードゲーム」の元となるRatatone®について、開発背景や開発理由についてお話ししました。



▼Ratatone®公式ブログ▼ 音感を育むラタトーン
   【2025年6月活動報告】7月始動!音で遊ぶカードゲームプロジェクトをクラウドファンディングで!



今回の記事では、Ratatone®が提供する「直感的で楽しい演奏体験」に込められた想い、過去にリリースした専用楽譜「Ratanotes(ラタノーツ)」のコンセプトについてご紹介していきたいと思います。



音楽を生み出す直感的で楽しい体験


Ratatone®は、「誰でも楽しく演奏できる楽器」として、楽器初心者や楽器が苦手な方でも演奏する楽しさを体感してほしいという想いで開発しました。なぜなら、音楽は聴くだけでも楽しいですが、自分で演奏したり、自分で音楽を生み出すことも楽しいからです。





それは、料理や工作、絵を描くことと似ています。
料理を美味しくいただくことも楽しい体験ですが、レシピを見ながら新しい料理に挑戦したり、残った材料を使ってアレンジ料理をしてみたり、アイデアを形にすることの楽しさは誰もが体験したことがあるはずです。しかも、その料理を誰かが口にして「美味しい!」と反応してくれた時ほど嬉しいことはありません。



音楽においても、アイデアを形にする、アイデアを楽器で表現する、といったことが気軽にできるようになれば、もっともっと楽しいものになるのですが、楽器が演奏できるようになるまでの道のりが長かったり音楽自体が難しいものと捉えられがちで、特別な能力を持った人だけが楽しめるものと考えられることが多い印象です。


Ratatone®は、「直感的な音楽演奏体験」と「直感的理解を促す専用楽譜」を通して、音楽をもっと気軽に身近に感じてほしいと考えています。そして、「音楽ってそういうことだったのか!」と感じてもらえるようなコンテンツ作りを心がけています。



誕生日の特別な贈り物に。女の子が夢中になる音楽プレゼント「ラタトーン」がおすすめ!



Ratatone®の直感的な音楽演奏体験の裏側



Ratatone®は、楽器が演奏できなくても、紙面をタッチするだけで誰でも簡単に音楽の楽しさを体験できるプロダクトですが、これは、「タッチすると音が出る図鑑」と同じテクノロジーを用いています。


近頃、よく書店などで、1歳、2歳、3歳、4歳のお子様向けプレゼントや、小学校入学前のプレゼントとしても人気な知育書籍として販売されている「タッチすると音が出る図鑑」ですが、幼児期のお子様が「ことばが覚えられる図鑑」として大人気の書籍で、小さなお子様がおられる各家庭に一冊は置いてあるほどに人気の図鑑です。





Ratatone®は、この「紙面をタッチすると音が鳴る」テクノロジーを音楽分野に用いることで、直感的に音楽が演奏できるだけでなく、音を集中して聴くことで「音や音楽が覚えられる書籍」として提供できるのではないかと考えました。



Ratatone®も、お子様のプレゼント、小学校入学前のプレゼント用に購入されています。お子様の興味の幅を拡げたい、楽しく音楽に触れてほしいという理由で購入されています。



▼Ratatone®公式サイト▼ 楽器に触れる前に音や音楽に触れる。
   感受性を刺激する幼少期のお子様のプレゼントとして最適な知育楽器Ratatone®の購入ページはこちら



タッチペン図鑑はなぜ「ことばが覚えられる」のか?



まずは、「タッチすると音が出る図鑑」がなぜ「ことばが覚えられる」のかについて考えてみます。利用者のヒアリング過程において、次の理由が見えてきました。


  • 子どもの興味を惹く写真やイラスト
    • 写真やイラストで子どもの興味関心が引き出される

  • ペンで本をタッチするだけのシンプル操作
    • 小さな子どもでも扱いやすく知りたい気持ちを阻害しない

  • 楽しい音が聞こえる
    • 楽しい音や知りたい音(情報)を瞬間的に得ることができる


そして、聴こえた音を声で真似することで、家族が喜ぶ姿を目にする、というご褒美も得られます。これらのインプットとアウトプットを子ども一人で楽しみながら繰り返すことによって、自然と記憶に定着しているのだと考えられます。


これは、幼少期の子どもたちが言語を習得するとき、家族の会話を聴き、ことばを真似するうちに自然と語彙が増えて会話が成立することと似ています。



ことばを覚えるように耳から音や音楽を覚える



Ratatone®は、この言語習得の過程に倣い、音や音楽を耳から吸収するプロダクトとして開発しました。楽器練習することなく、聴きたい音、知りたい音をタッチするだけで耳から吸収することが可能になります。





言語は声で発することが容易ですが、音楽にいたっては音を声で発するには非常に高度な技術が必要です。そして、複数の音を同時に発音することも、楽器の音色を表現することも不可能です。

Ratatone®は、ワンタッチで約50種類の楽器音色で音を鳴らすことができ、しかも、複数の音(例えば、複数台のバイオリンを同時に)を鳴らすこともできます。楽器や音の違いによって、聴こえ方や印象が変わることを体感することで、子どもたちの興味関心が引き出されます。



直感的理解を促す専用楽譜



音楽における楽譜といえば「五線譜」が挙げられます。
五線譜は数百年の歴史の過程において発明された、音楽を記録し、再現するためのツールです。
数百年前の音楽も再現できてしまう優れたツールですが、読み方、読み解き方にルールがあり、抽象度も高く初心者にとってはとても難しく感じてしまいます。





Ratatone®は、初心者でも直感的に音楽を理解できるようにするにはどうすれば良いのか、という点にフォーカスをあてました。「音楽ってそういうことだったのか!」ということを身をもって体感することで、より音楽が身近になると考えたからです。
そして、音楽の図解化を試みたのが、専用楽譜「Ratanotes(ラタノーツ)」です。



「ピタゴラスイッチ オープニングテーマ」を図解



下図は大人気教育番組「ピタゴラスイッチ」のオープニングテーマをRatatone®専用楽譜に落とし込んだ楽譜です。ピタゴラスイッチのテーマ曲は、印象的なメロディが何度かリピートして聴こえますが、メロディを図解化すると二つの大きな円が見えてきます。





音感トレーニングはサイトで見るより実践が大切!遊びながら学べる音感トレーニングをラタトーンがお伝えします。



楽譜を少し見ていきましょう。

下図には、カラフルな小さな玉状のイラストが並んでいます。これらは音玉で、色によって音が異なっています。音玉はそれぞれが線で繋がっており、二つの大きな円が8の字状に繋がっている図が描かれています。


左の大きな円は「ソラシド」の音の組み合わせ、右の大きな円は「レミファソ」の音の組み合わせでメロディを表しています。





ピタゴラスイッチのオープニングテーマは、左の大きな円をぐるっと数周回転した後に右の大きな円を一周することで、あの印象的なメロディが聞こえる構造になっています。





不思議なことに、大きな円を8の字に回っている間、音楽は永遠と続きます。終わる気配はありません。この永遠と続くメロディを終わりに導いてくれるのは、左の小さな円にある3つの音。「ファ・ミ・ド」です。





ぜひ一度、Ratanotesで試していただきたいのですが、このメロディは最後に「ファ・ミ・ド」を鳴らさない限り、永遠と続きます。単に音が連続しているだけのように見える音楽も、音ひとつひとつに意味があり、音の組み合わせによって音楽を終わらせたり、永遠と鳴らせ続けたりすることができるのです。



「ピタゴラスイッチ オープニングテーマ」は、Ratatone® スターターセット、親子セットの中に同梱されています。
▼Ratatone®公式サイト▼ 楽器に触れる前に音や音楽に触れる。
   感受性を刺激する幼少期のお子様のプレゼントとして最適な知育楽器Ratatone®の販売ページはこちら



遊びながら聴く力を育むとは?



最初は、聴いたことがある音楽、好きな音楽、知っている音楽など、自分が興味ある音楽自分の手で鳴らしてみるだけで構いません。


「ピタゴラスイッチオープニングテーマ」を例にとると、大きな円をぐるぐる回転しながら、自分が生み出すメロディに耳を傾けるだけでも結構です。回転スピードを早くしたり、遅くしたり、円を逆回転してみたりすることで、音楽が魅せる表情が変わることに気づくはずです。


また、大きな円をぐるぐる回っているだけでは、音楽が終わらず、最後に「ファ・ミ・ド」を鳴らすことで音楽が終わる、という事実を体験することで、「音楽ってそういうものなんだ」ということを直感的に感じることができます。


このように、演奏スピードや音のつながりによって音楽の表情が変わることを体感したり、音楽の終わりを体感することも「聴く力」を育む重要な要素の一つです。


▼Ratatone®公式ブログ▼
「聴く力」が学習能力・創造力・コミュニケーション能力などの基礎能力を伸ばす土台に|音楽を活用した子どもの能力の伸ばし方



さいごに



音楽は、ただ耳で聴いて楽しむだけでなく、能動的に音に触れて、音を感じながら遊び、試行錯誤することでより深い学びへと繋がり、豊かな体験となります。


Ratatone®は、「聴く力」を自然に育むための新しい遊びのかたちとして改良を重ね、数年間の熟考を経て生み出した答えが、今回のクラウドファンディングで展開する「音で遊ぶカードゲーム」です。


今回ご紹介したRatatone®と専用楽譜Ratanotes(ラタノーツ)の裏側が、私たちの想いを少しでも感じていただけるきっかけになれば嬉しいです。


これからも、子どもたちが音と遊びながら「音楽っておもしろい!」と思えるような仕掛けをたくさん届けていきますので、どうぞご期待ください!



▼Ratatone®公式サイト▼ 創造力を育むラタトーン
パズルのような知育おもちゃや、絵本とは異なった考え方から生まれた聴覚から創造力を育む知育楽器Ratatone®

ブログに戻る