ただのクリスマスソングじゃない!?童謡「あわてんぼうのサンタクロース」で始める自宅de音感トレーニング!楽器が苦手でも大丈夫!

ただのクリスマスソングじゃない!?童謡「あわてんぼうのサンタクロース」で始める自宅de音感トレーニング!楽器が苦手でも大丈夫!

 

 

「あわてんぼうのサンタクロース♪」

 

冬が近づくと、幼稚園や保育園の子どもたちが揃って歌い出すお馴染みのメロディ。

そう、童謡「あわてんぼうのサンタクロース」です。

 

 

 

 

お子さんと一緒に、この歌を口ずさんだ経験はありますか?

 

 

実はこの曲、ただ楽しいクリスマスソングというだけではありません。ほんの少し意識して「聴いて、歌う」だけで、子どもたちの「音感」を自然に、そして効果的に育むことができるとても良い教材になります。

 

 

音感を養うため、音楽能力の土台作りのために必要な「ソルフェージュ」という訓練方法があります。この「あわてんぼうのサンタクロース」を演奏して、音を聴いて、歌うだけで、音感トレーニングの「聴こえた音を捉える力」を育むことができます。

 

 

「うちの子には音楽の才能なんて…」

 

「昔、楽器を習っていたけど挫折してしまった。子どもには同じ思いをさせたくないけど、無理強いもしたくない…」

 

 

 

 

そんな風に感じているお父さん、お母さんこそ、ぜひこの記事を読んでみてください。

この記事では、国民的クリスマスソング「あわてんぼうのサンタクロース」の魅力と共に、この曲がなぜ音感教育に最適なのかを徹底解説します。

 

今年のクリスマスは、この歌に隠された音楽の魔法で、お子さんの可能性を広げてみませんか?

 

 


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長年愛される純国産クリスマスソング「あわてんぼうのサンタクロース」の魅力

 

 

まずは、この曲の素晴らしい文化的背景についてお話ししていきたいと思います。

 

 

 

 

「あわてんぼうのサンタクロース」が初めて世に出たのは1967年。作詞は「おもちゃのチャチャチャ」や美空ひばりさんの「真っ赤な太陽」で知られる巨匠・吉岡治さん。

 

作曲は、日立のCMソング「この木なんの木」や「魔法使いサリー」「にんげんっていいな」など、誰もが一度は耳にしたことのある名曲を数多く生み出した小林亜星さんです。

昭和の日本で生まれた、純国産のクリスマスソング。
それが「あわてんぼうのサンタクロース」なのです。

 

 

親しみやすいストーリーが子どもの心を掴む

 

 

この曲の最大の魅力は、なんといってもそのユニークなストーリーにあります。

 

1番: クリスマスのずっと前に、慌ててやってきちゃう。

 

2番: 煙突を覗いていたら、真っ逆さまに落ちてすすだらけに。

 

3番: あまりのドジっぷりに、思わず踊りだすお茶目な一面も。

 

4番: 日付の間違いに気づいたのか、慌てて帰っていく。

 

5番: そして「クリスマスにおいで」と、忘れずにプレゼントを持ってくるよう念を押される。

 

 

完璧で威厳のある聖人ではなく、どこか抜けていて、失敗ばかりの「慌てん坊」なサンタさん。この人間味あふれるキャラクターだからこそ、子どもたちは親近感を覚え、物語に夢中になります。失敗しても陽気なその姿は、子どもたちに「間違えても大丈夫なんだ」という安心感と楽しさを与えてくれるのです。

 

 

「あわてんぼうのサンタクロース」が音感育成に最適な理由

 

 

では、いよいよ本題です。
この曲に隠された「音感を育む秘密」を音楽的な側面から解き明かしていきましょう。

 

 

歌いやすいメロディは「ソルフェージュ」の第一歩

 

 

音楽能力の土台作りとして「ソルフェージュ」という訓練があります。これは、楽譜を読んで歌ったり演奏したり、音を聴いて楽譜を書き起こしたりする訓練のことで、音楽の基礎能力を養うための総合的な訓練です。

 

 

その中でも、音楽能力の土台作りとして特に重要なのは、「聴こえた音を捉える」ことです。そして、聴こえた音が捉えられているかどうかは、「音を声に出して歌ってみる」ことで確認することができます。(楽譜の読み書きは一旦横に置きます。)

 

 

 

 

簡単なメロディを題材にすることで音を捉えやすく、「音が分かる!」という小さな成功体験の積み重ねが「次もやりたい!」というモチベーションにつながります。特に、この「あわてんぼうのサンタクロース」のメロディは、音が急に飛んだりせず、なだらかに進むのが特徴で、子どもたちにとってとても良い題材です。

 

 

「あわてんぼうの サンタクロース♪」
(ソドミレド ドレドドドラソ♪)

 

 

この滑らかな音の動きは、子どもにとって非常に音程が取りやすく、「ドレミ」という音の階段を自然に感じさせてくれます。難しい跳躍が少なく、音を外す心配もないので自信を持って大きな声で歌うことができるのです。

 

 

まずは親子で一緒に歌ってみる。それだけで、もう立派なソルフェージュの始まりです。

 

 


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「ソ→ド」の響きの流れを感じる

 

 

曲の歌いだし、「あわてんぼうの♪」のメロディは、「ソドミレド」です。「ソ」から始まり「ド」に向かい、「ミレド」と続きます。

 

この「ソ→ド」の音の連なりは、単に音程が四度離れることを示す「四度音程」という意味だけにとどまりません。「ソ」の音は、音楽的用語で「属音」と呼ばれ、「ド」という「主音」に向かって落ち着きたくなる性質を持っています。

 

 

 

 

*主音:音階(ドレミファソラシ)の最初の音「ド」のこと。聴いている人が最も安定して落ち着く音。

 

「ソ→ド」を聴いたとき、「主音の響き!」と感じられる感覚こそが「相対音感」の根幹をなします。

 

 

 

 

あわてんぼうのサンタクロースで繰り返し歌うことで、「ソ」の音を聞くと、自然と「ド」の安定した響きを予測できるようになります。予測ができるようになると、「大きな古時計」の楽曲を聴いた時、あわてんぼうのサンタクロースと同じ響きを感じ取ることができるようになります(大きな古時計も同じ「ソ→ド」で始まります)。

 

 

このように、予測とひらめきの繰り返しが、音楽を構造的に理解し、深く味わうための重要な土台となるのです。

 

 

リズム感を養う「弱起(じゃっき)」

 

 

この曲、実は拍の頭より少し前からメロディが始まります。

 

 

 

 

「イチ・ニ・サン・(シー)あわ / てん・ぼう・の〜・サン / タク・ロー・ス♪」

 

このように、1拍目より前に始まるリズムを「弱起(じゃっき)」と呼びます。これは坂本九さんの名曲「明日があるさ」と同じテクニックです。

 

 

 

 

この「食い込む」ようなリズムは、聞いている人に自然な推進力を感じさせ、ワクワクするような気持ちにさせます。そして、このリズムを意識して歌うことで、子どもたちは拍感を体で感じ取れるようになり、より高度なリズム感を身につけることができます。

 

 

 

 

実践!「あわてんぼうのサンタクロース」で音感トレーニング

 

 

さあ、楽曲の特徴がわかったところで、「Ratatone」を使って、実際にやってみましょう!

 

特別な楽器は必要ありません。親子で一緒に楽しめる簡単なステップをご紹介します。

Ratatoneは、専用楽譜「Ratanotes」にタッチするだけで、誰でも直感的に音楽を奏でられる不思議な楽器です。「楽譜が読めない」「楽器は難しい」そんな音楽の壁を取り払い、遊びの中から音楽の楽しさを発見できます。

 

 

【目標】

 

「弱起」を感じながら、リズムに乗って楽しく演奏できるようになること。

 

 

【準備するもの】

 

- Ratatone本体
- Ratanotes「あわてんぼうのサンタクロース」

 

 

 

 

【さぁ、はじめましょう!】

 

【ステップ1】手拍子で「拍」を感じよう

 

まずは曲に合わせて、「いち・に・さん・し!」と声に出しながら、一定のリズムで手拍子をしてみましょう。これが音楽の骨格となる「拍」です。この安定したリズムを感じることが、すべての基本になります。

 

 

 

 

手拍子を続けながら、「イチ・ニ・サン・(シー)あわ / てん・ぼう・の」と4つ目の手拍子と同時に歌い出すことを意識してみましょう。音楽が始まる前に助走するイメージ。これが弱起を捉えるコツです。

 

 

 

 

【ステップ3】ラタトーンでメロディを奏でよう!

 

 

次に、Ratanotes「あわてんぼうのサンタクロース」の音符をタッチして、メロディを演奏してみましょう。最初はゆっくりで大丈夫。自分の手で、あの有名なメロディが生まれる楽しさを味わってください。

 

 

 

 

次に、弱起を意識ながら演奏してみましょう。

 

「ステップ1手拍子「拍」を捉えよう」で説明した「助走」を思い出してみましょう。

曲が始まる前から助走するように「いち・に・さん・し!」と拍を捉えます。
そして、「(いち・に・さん・)し!」のタイミングで歌詞を歌い始めると、弱起を捉えることができると説明しました。

Ratatoneで演奏するときも、この「食い気味」のタイミングを意識してみましょう。これができると、音楽がぐっと躍動的になります!

 

 

【ステップ4】「ドレミ」で歌ってみよう

 

リズムに慣れてきたら、今度は「ドレミ」で歌うことに挑戦です。

 

「ソドミレド / ドレドドドラソ♪」

 

最初は難しくても大丈夫。
音を「聴いて」、その音を「歌う」。このシンプルな繰り返しが、頭の中の音のイメージと実際の音を結びつけ、相対音感を効果的に鍛える最高のトレーニングになります。

 

 

 

 


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【応用編】親子で合奏!協調性と「聴く力」を育む

 

あわてんぼうのサンタクロースには、2種類の楽譜があります。メロディパートの楽譜、伴奏パートの楽譜がありますので、親子でメロディと伴奏に分かれて合奏にチャレンジしてみてください。

 

 

 

 

メロディパート(お子さん): 「あわてんぼうのサンタクロース」のメロディを演奏します。
伴奏パート(お父さん・お母さん): コード(和音)を演奏します。

 

最初はうまく合わないかもしれません。でも、それでいいのです。

 

「相手の音をよく聴く」
「どこで入るかタイミングを合わせる」
「メロディとハーモニーが重なる響きの美しさを感じる」

 

合奏は、テクニック以上に大切な「協調性」や「聴く力」、そして「ハーモニー感覚」を育むとても良いコミュニケーションです。ひとつの音楽を親子で作り上げる喜びは、きっと忘れられない思い出になるでしょう。

 

 


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今回ご紹介した「あわてんぼうのサンタクロース」「大きな古時計」は、Ratatone公式サイトからお買い求めいただけます。

 

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同じく弱起で始まる他の楽曲やクリスマスソングといったラインナップも数多く取り揃えています!楽しく音感を育てるのにおすすめです!

 

 

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まとめ:音楽の才能は「気づき」から始まる

 

 

「あわてんぼうのサンタクロース」に隠された、音感を育む秘密の数々、いかがでしたでしょうか。

多くの方が「音楽の才能は生まれつき」と思いがちですが、決してそんなことはありません。特に、柔軟な感性を持つ幼児期に、いかに「楽しい音楽体験」を積み重ねるかが、その後の伸びを大きく左右します。

 

 

  • 歌いやすいメロディで、音を捉えることを学ぶ
  • 曲の構造から、音楽の土台となる感覚を養う
  • 弱起のリズムで、リズム感を体感する

 

 

「あわてんぼうのサンタクロース」は、これらすべてを、子どもたちが夢中になるストーリーと共に提供してくれる、とても素晴らしい題材です。

 

「楽器が全然うまくならない…」と悩む原因は、指の技術だけではなく、この「音感」の土台ができていないことにあるのかもしれません。

 

 

今年のクリスマスは、ぜひ「あわてんぼうのサンタクロース」を、新しい視点で聴いて、歌ってみてください。お子さんの楽しそうな歌声の中に、未来の豊かな音楽的才能がキラキラと輝いているのが見えるはずです。

 

 

さいごに

 

 

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