名曲「明日があるさ」で楽しく音感を育む!坂本九の名曲に隠された、親子で音楽が好きになる秘密

名曲「明日があるさ」で楽しく音感を育む!坂本九の名曲に隠された、親子で音楽が好きになる秘密

 

皆さんは、坂本九さんの名曲「明日があるさ」をご存知ですか?

 

今から半世紀以上も前にリリースされた楽曲ですが、2000年代には人気お笑い芸人さんたちがカバーしたCMソングでリバイバルヒットし、高校野球の入場行進曲や音楽の教科書にも掲載された、まさに日本の応援ソングの代表格とも言える楽曲です。

 

 

 

 

 

そんな、世代を超えて愛される歌には、人を惹きつける不思議な力が宿っています。そして、その力は、お子さんの「音楽って楽しい!」という気持ちを引き出す、最高のきっかけになるかもしれません。

 

 

「うちの子、音楽に興味を持ってくれるかな?」

 

「楽器を習わせたいけど、練習が嫌いになったらどうしよう…」

 

 

 

 

 

そんな風に思っている親御さんこそ、ぜひこの記事を読んでみてください。
実はこの「明日があるさ」には、子どもが自然と音楽の面白さに目覚め、音感を育むためのヒミツがたくさん隠されているのです。

 

 

この記事では、名曲「明日があるさ」を題材に、親子で遊びながら音楽の才能の芽を育てる方法をご紹介します!

 

 

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なぜ「明日があるさ」は世代を超えて愛される?

 

 

1963年に坂本九さんによってリリースされた「明日があるさ」。作詞は放送作家や政治家としても活躍した青島幸男さん、作曲は「上を向いて歩こう」も手掛けた中村八大さんという、昭和を代表するヒットメーカーコンビによって生み出されました。

 

 

 

 

この歌が描くのは、誰もが経験したことのあるような、甘酸っぱい青春の1ページです。

 

 

いつもの駅で いつもあう
セーラー服のおさげ髪
もう来る頃 もう来る頃
今日もまちぼうけ
明日がある 明日がある 明日があるさ

 

 

気になるあの子に声をかけたいけれど、勇気が出ない。そんなもどかしい気持ちを「明日があるさ」という前向きな言葉で締めくくる。このコミカルで温かい世界観が、多くの人の共感を呼びました。

 

 

2000年にはウルフルズや吉本芸人さんたちによるカバーが缶コーヒーのCMソングとして大ヒット。若い世代にも知られることとなり、改めて日本のスタンダードナンバーとしての地位を確立しました。

 

 

この歌の魅力は、ただ明るく前向きなだけではありません。音楽的にも、聴く人の心を掴んで離さない、巧みな仕掛けが隠されているのです。

 

 

名曲のヒミツは「食い気味」に始まるメロディ!?

 

 

「明日があるさ」のメロディが、なぜか耳に残り、つい口ずさみたくなるのはなぜでしょうか。
同じメロディラインが連続する「シンプルで覚えやすいメロディ」が一つ挙げられますが、そのほかにも、「弱起(じゃっき)」という音楽の手法があります。

 

 

「じゃっき…?」あまり聞き慣れない言葉かもしれません。

 

 

弱起とは、曲が小節の1拍目というキリの良いところからではなく、その前の拍からフライング気味に始まることを指します。

 

 

 

 

歌い出しの「いつーもーの」の「い」は、実は1拍目より前に始まっています。この「食い気味」のスタートが、聴き手の予測を心地よく裏切り、思わず「おっ?」と曲に引き込まれるフックになっているのです。歌詞やメロディが、スッと頭の中に飛び込んでくるような感覚とも言えます。

 

 

 

 

さらに、この曲は最初の2小節がほぼ同じメロディで構成されており、非常に覚えやすく親しみやすい作りになっています。この覚えやすいメロディと、「明日があるさ」という希望に満ちたフレーズの繰り返しが、聴く人に自然と元気を与えてくれるのです。

 

 

 

 

そして、コード進行にも一工夫があります。ただ明るいだけでなく、VIm(シックスマイナー)という少しだけ寂しい響きの和音を挟むことで、憧れのあの子に近づけない「もどかしさ」や「切なさ」を表現し、楽曲に深みを与えています。

 

 

「絶対音感」より大切なもの?「明日があるさ」で育む本当の音楽の力

 

 

「音感」と聞くと、特定の音を聴き分ける「絶対音感」をイメージする方が多いかもしれません。しかし、私たちは、音楽を心から楽しむために本当に大切なのは「相対音感」だと考えています。

 

 

相対音感とは、音と音の高さの関係性を捉える力のこと。メロディの滑らかな流れを感じたり、ハーモニーの美しさに感動したり、みんなと音を合わせて合奏したりする上で欠かせない能力です。

 

 

そして、この相対音感は、特別な訓練をしなくても、音楽に親しむ中で誰でも育てることができます。

 

「明日があるさ」の「弱起」の面白さに気づいたり、「ここのメロディ、さっきと同じだね」と発見したり。そんな風に、音楽の構造や仕組みに興味を持つことこそが、音感を育む上で非常に重要なのです。

 

大切なのは、音を「ドレミ」という記号として捉えることだけではありません。「このメロディはワクワクするね」「この響きはちょっと悲しい感じがするね」といったように、音楽が持つ感情やストーリーを感じ取る力。それこそが、人生を豊かにする本当の音楽の力だと考えます。

 

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絶対音感にこだわらなくていい。音楽を楽しむための音感トレーニング方法をお伝えします。

 

 

【絶対音感がなくても音楽は楽しめる!】

 

「プロの音楽家や歌手は、皆が絶対音感を持っている」と思い込んでいませんか?実は、私自身もかつてはそう信じていました。しかし調べていくうちに、音楽の才能と絶対音感はイコールではないという事実を知ることになります。

 

音楽を楽しむ上で本当に大切なのは、「相対音感」という能力。
絶対音感は幼少期に限られることが多いですが、相対音感は大人になってからでも十分に育てることができます。

 

「絶対音感がないから音楽を諦めた」という方こそ、相対音感に目を向けてみてください。音を聴く力を育てることで、音楽はもっと身近で楽しいものになります。ラタトーンが、あなたの音楽ライフを楽しくサポートします!

 

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実践!Ratatone®で「明日があるさ」の”弱起”を感じてみよう!

 

 

それでは、私たちが開発した知育楽器「Ratatone®」を使って、「明日があるさ」の楽曲で音感を鍛える遊び方を実践してみましょう!

 

Ratatone®は、専用楽譜「Ratanotes」にタッチするだけで、誰でも直感的に音楽を奏でられる不思議な楽器です。「楽譜が読めない」「楽器は難しい」そんな音楽の壁を取り払い、遊びの中から音楽の楽しさを発見できます。

 

 

【目標】

 

「弱起」を感じながら、リズムに乗って楽しく演奏できるようになること。

 

 

【準備するもの】

 

- Ratatone®本体
- Ratanotes「明日があるさ」

 

 

 

 

【さあ、はじめましょう!】

 

【ステップ1】手拍子で「拍」を捉えよう!


まずは「いち・に・さん・し!」と声に出しながら、一定のリズムで手拍子をしてみましょう。これが音楽の骨格となる「拍」です。この安定したリズムを感じることが、すべての基本になります。

 

 

 

 

次に、「弱起」が特徴となる「明日があるさ」の場合、曲が始まる前から少し助走をします。
イメージはこのような感じです。

 

 

 

 

「いち・に・さん・し!」「に・に・さん・し!」
「に・に・さん・し!」の「し!」で歌詞を歌い始めると、弱起を捉えることができます。

 


【ステップ2】Ratatone®でメロディを奏でよう!


次に、Ratanotes「明日があるさ」の音符をタッチして、メロディを演奏してみましょう。最初はゆっくりで大丈夫。自分の手で、あの有名なメロディが生まれる楽しさを味わってください。

 

 

 

 

【ステップ3】「弱起」を意識してみよう!


いよいよ本日のメインテーマ、「弱起」を捉えて演奏してみます!

まずは、「ステップ1:手拍子『拍』を捉えよう」で説明した「助走」を思い出してみましょう。

 

 

 

 

曲が始まる前から「いち・に・さん・し!」「に・に・さん・し!」と拍を捉えます。
そして、「に・に・さん・し!」の「し!」で演奏を始めると、弱起を捉えることができると説明しました。

 

 

Ratatone®で演奏するときも、この「食い気味」のタイミングを意識してみましょう。これができると、音楽がぐっと躍動的になります!

 


【応用編】「ドレミ」で歌って音感を定着させよう!


最後は応用編として、Ratatone®で一音ずつ鳴らしながら、その音を「ドレミ」で歌ってみましょう。音を「聴いて」、その音を「歌う」。このシンプルな繰り返しが、頭の中の音のイメージと実際の音を結びつけ、相対音感を効果的に鍛える最高のトレーニングになります。

 

 

 

 


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親子で「遊び」が「学び」に変わる瞬間を

 

 

音楽の才能は、特別なものではありません。
「このメロディ、面白いね!」「なんだか元気が出てきた!」
そんな風に、親子で音楽について語り合い、一緒に楽しむ時間こそが、子どもの中に眠る音楽の才能を芽吹かせる最高の栄養になります。

 

 

「明日があるさ」のような、誰もが知る名曲を入り口に、ぜひRatatone®を使って「音の冒険」に出かけてみてください。その遊びの積み重ねが、いつの間にか子どもの「聴く力」や「表現する力」を豊かに育んでいくはずです。

 

 

さいごに

 

 

現在、私たちはRatatone®の新たな形として、音で遊ぶカードゲームを開発中です!
音楽に触れ合う前の「音を注意深く聴く」体験にフォーカスした、全く新しいオリジナルカードゲームです。

 

 

「音のカードゲーム」は、視覚情報に頼らず、聴覚に全集中して遊びます。ゲームに夢中になるうちに、自然と音の違いを聴き分ける力、つまり「聴く力」が育まれる。そんな新しい音楽体験を目指しています。

 

 

クラウドファンディングでの発表に向けて準備を進めておりますので、詳細は引き続きブログやSNSで発信していきます。ぜひご注目ください!

 

 

▼「音」のカードゲーム体験会の報告はこちら▼
【2025年7月活動報告】子どもも大人も聴覚に全集中!親子で楽しめる「音のカードゲーム」体験会&撮影会 in 静岡

 

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