音楽は、ひとりで演奏するのも楽しいけれど、誰かと一緒に演奏すると、また違った面白さが生まれます。
自分の音に相手の音が重なったり、お互いのリズムがぴったり合ったり。ふたりで力を合わせてひとつの曲を完成させたときの喜びは、ひとりで演奏するときとは少し違います。
でも、楽器を始めたばかりの人にとって、誰かと息を合わせて演奏する「合奏」は、なかなか難しいもの。
そんな合奏の楽しさを、ゲーム感覚で体験できたらどうでしょう?
今回は、ふたりで協力しながら音楽をつくる絵本「フタリノオト」をご紹介します。
▼Ratatone®公式YouTube▼ フタリノオトでどこまで合奏できるのか?
合奏って何が楽しいの?
合奏とは、二つ以上の楽器で一つの曲を演奏することです。
たとえば、ピアノがメロディを奏で、バイオリンがそれに寄り添う。あるいは、二つの楽器が交互にメロディを受け渡す。
それぞれの楽器が違う役割を担当しながら、音を合わせることで、ひとつの音楽をつくり上げます。
ひとりでは生まれなかった音楽が、誰かと一緒になることで生まれる。それが合奏の魅力です。
合奏には、いくつもの楽しさがあります。
音が重なる楽しさ。
別々の音が重なって、美しい響きが生まれる瞬間。自分が鳴らしている音も、相手の音が加わることで違って聴こえてきます。
音を合わせる楽しさ。
相手の演奏を聴きながら、リズムやタイミングを合わせる。ふたりの息がぴったり合うと、それだけでうれしくなるものです。
協力して完成させる楽しさ。
自分のパートだけでは完成しなかった音楽が、相手のパートとつながってひとつの曲になる。一緒に演奏するからこそ感じられる達成感があります。
そして、合奏で大切なのは、自分の音を演奏することだけではありません。
相手の音をよく「聴く」ことも、演奏の大切な一部なのです。
合奏の楽しさをゲームにした「フタリノオト」
そんな合奏の楽しさを、ゲーム感覚で味わえるようにつくられたのが、音遊び絵本「フタリノオト」です。

「フタリノオト」は、ふたりのプレイヤーがそれぞれの演奏パートを担当し、協力してひとつの音楽を完成させる絵本です。
遊ぶときに使うのは、絵本「フタリノオト」と、音を鳴らすためのラタトーン本体2台。

ラタトーンで絵本の演奏パートをタッチしながら、ふたりで曲を進めていきます。
ただし、自分の担当するところを順番にタッチするだけでは、うまくいきません。
相手の音をよく聴いて、リズムを合わせ、自分の演奏するタイミングを見極める必要があります。
まるで、ふたりで協力してクリアを目指すゲームのよう。
ひとりだけが先に進んでも、音楽は完成しません。相手の演奏に耳を傾けながら、一緒にゴールを目指します。
相手の音を聴かないと、うまく演奏できない?
「フタリノオト」には、ちょっとした仕掛けがあります。
音が出る場所と出ない場所がある
それぞれのメロディパートには、音が出るところと、音が出ないところが用意されています。
音が出るところは自分の担当。音が出ないところは、相手が担当する音です。
つまり、ひとりで全部の音を鳴らすのではなく、ふたりの演奏をつなぎ合わせることで、ひとつのメロディが完成するようになっています。
相手の音が、自分の演奏の手がかりになる
ここが「フタリノオト」の面白いところです。
自分の担当する音がわかっていても、それだけではうまく演奏できません。
相手が今、どの音を演奏しているのか。次は自分の出番なのか。
耳では相手の音を追いかけながら、目では自分のパートを確かめ、手では次の音を演奏する。
相手の音に集中しすぎると、自分の出番を見失うかもしれません。反対に、自分のパートばかり見ていると、相手とのタイミングがずれてしまいます。
「相手の音を聴くこと」と「自分の音を鳴らすこと」。
このふたつを同時に楽しむのが、「フタリノオト」の協力プレイです。
失敗しても面白い!ふたりで挑戦する協力ゲーム
さあ、実際にふたりで演奏してみましょう。
聴育空間「みみラボ」
第17回「そのチームワークは本物?フタリノオトで試す協同性」
「せーの!」と始めてみたものの、片方が先に進んでしまったり、自分の出番を間違えてしまったり。
そんなときは、ふたりで相談します。
「ここは私の番だったね」
「次は相手の音が終わってから鳴らしてみよう」
もう一度、同じところに挑戦してみます。
今度は相手の音をしっかり聴いて、自分の出番を待つ。
そして、ふたりのタイミングがぴったり合って、メロディがつながった瞬間!
うまく演奏できたことだけでなく、ふたりで協力して成功させたことがうれしくなります。
合奏は、最初から完璧に演奏できなくても楽しめます。
むしろ、タイミングが合わなかったり、途中で止まってしまったりするからこそ、「もう一回!」と挑戦したくなることも。
失敗しながら息を合わせていく過程も、合奏の面白さのひとつなのです。
知っている曲でも、難易度が変わる!
「フタリノオト」には、全部で8曲が収録されています。
- ハッピーバースデー
- かえるのがっしょう
- たなばたさま
- おおきなくりのきのしたで
- おもちゃのチャチャチャ
- メリーさんのひつじ
- きらきらぼし
- ちょうちょ
どれも親しみやすい曲ですが、知っているからといって、簡単に合奏できるとは限りません。
「フタリノオト」では、それぞれの曲に複数の難易度レベルが設計されています。
難しさは星の数で示され、星が多いほど難易度も高くなります。
同じ曲でもレベルが変われば、自分の出番を見極めたり、相手とタイミングを合わせたりする難しさが変わります。
最初は簡単なレベルで曲を完成させて、慣れてきたら次のレベルへ。
お気に入りの曲を繰り返し楽しみながら、新しい挑戦ができます。

メトロノームを使って、テンポ違いの合奏に挑戦!
絵本に用意された難易度に慣れてきたら、二人の共通の目安としてメトロノームを使い、テンポ違いの演奏を試してみましょう。
ここで変えるのはラタトーン本体の設定ではありません。スマホアプリなどのメトロノームを鳴らし、その拍に合わせて二人で演奏します。
BPMは、1分間の拍数でテンポを表す数値です。数字が大きいほど、同じ長さの時間に入る拍の数が増えます。
まずはBPM80でチャレンジ!
スマートフォンのメトロノームアプリなどをBPM80に設定し、二人でクリック音を聴いてから始めます。
相手の音をよく聴きながら、自分が次の音を鳴らすタイミングを確かめましょう。途中でずれたら、いったん止めて、もう一度クリックに合わせて始めます。
まずは速さを競わず、ふたりで最後までメロディをつなげられることを目指します。
慣れてきたらBPM120にスピードアップ!
BPM80で演奏できたら、メトロノームをBPM120に設定してみましょう。
BPM120はBPM80の1.5倍の速さです。4分音符を1拍とする場合、1拍の長さは0.75秒から0.5秒になります。
拍と拍の間が短くなるため、同じ曲でも少し難しく感じるかもしれません。
相手の音に気を配りながら、自分の出番を逃さず演奏できるでしょうか?
どこまでテンポを上げられる?
BPM120も演奏できたら、二人で相談して、少しずつテンポを上げてみるのも面白い挑戦です。
反対に、難しすぎると感じたら、テンポを落としてみましょう。
大切なのは、速く演奏することだけではありません。
ふたりで相手の音を聴き、タイミングを合わせて、最後まで一緒に演奏できること。
「次はもう少し速くしてみよう!」
そんなふうに、ふたりで新しい目標を決めながら遊ぶのも、「フタリノオト」の楽しみ方です。
親子で、友達と。ふたりだけの音楽をつくろう
音楽は、ひとりでも楽しめるもの。
でも、誰かと一緒に演奏すると、自分の音だけでは気づかなかった面白さに出会えます。
相手の音を聴く。自分の出番を待つ。ふたりの音をつなぐ。
ときには失敗したり、思わず笑ってしまったりしながら、ひとつの曲を完成させる。
「フタリノオト」は、そんな合奏ならではの楽しさを、ゲーム感覚で味わえる音遊び絵本です。
親子で、きょうだいで、お友達と。
演奏の上手さを競うのではなく、ふたりで協力して音楽をつくる時間を楽しんでみませんか?
ふたりの音がひとつにつながったとき、きっとまた一緒に演奏したくなるはずです。
※本記事で紹介した二人合奏には、ラタトーン本体が2台必要です。
友達・親子で合奏を楽しんだら、クリスマスソングにも挑戦しませんか?Ratatone®なら、好きな音色を選びながら「サンタが街にやってくる」などの音楽演奏や合奏を楽しめます。クリスマスに、お子様と音楽に触れる時間を贈りたい方にも。
▼Ratatone®公式サイト▼
親子でクリスマスの音楽遊びを楽しむ知育楽器Ratatone®はこちら
あわせて読みたい|親子でもっと音楽を楽しもう!
「フタリノオト」で相手の音を聴きながら合わせる楽しさを発見したら、次は季節の歌や手拍子にも音遊びを広げてみませんか?
親子で歌う、拍を感じる、ふたりで音を合わせる。身近な曲から、次の音楽体験を見つけてみましょう。
🎄 「あわてんぼうのサンタクロース」で始める、おうち音感トレーニング
→ただのクリスマスソングじゃない!童謡「あわてんぼうのサンタクロース」で始める自宅de音感トレーニング
「あわてんぼうのサンタクロース」を題材に、歌う・手拍子する・演奏するという順で楽しめる、親子向けの音楽ワークショップです。
クリスマスの曲で、まずは一曲じっくり音遊びをしてみたいご家庭におすすめです。
🎅 「サンタが街にやってくる」のリズムを楽しもう
→「サンタが街にやってくる」のリズムを楽しもう|手拍子から合奏まで、おうちでできる親子音楽ワークショップ
手拍子で拍を感じたあとに、「サンタが街にやってくる」を演奏してみるワークショップです。
「フタリノオト」でふたりのタイミングを合わせる面白さを感じたら、次は親子でメロディと伴奏を合わせる合奏にも挑戦してみましょう。
🐥 童謡「かわいいかくれんぼ」でリズムとメロディの動きを楽しもう
→童謡「かわいいかくれんぼ」でリズムと音感を育む方法!親子で楽しむ音楽のヒミツ
弾むリズムや、音が上がったり下がったりするメロディに耳を向けながら、親子で歌って演奏するヒントを紹介しています。
合奏で音のつながりを楽しんだあとに、今度は一曲の中にあるリズムや音の動きを見つけてみたいご家庭におすすめです。

