この記事は、童謡「はるがきた」を RatatoneとRatanotes で楽しみながら、 “聴く→声にする→指で確かめる” につなげる音感あそびのまとめです。
新学期でバタバタしやすい時期でも、短い時間でできる形に落とし込みました。
「はるがきた、はるがきた、どこにきた♪」
春になると自然に口ずさみたくなるこの曲は、短くてくり返しも多いので、 “ちょっとだけ”遊ぶのにぴったりです。
はじめての方は、まず Ratatone®公式サイト で 「どんな風に音で遊べるか」を軽く見てから入ると、記事の内容がイメージしやすくなります。
「はるがきた」の背景を少しだけ(作詞・作曲と、曲のつくり)
「はるがきた」は、高野辰之(作詞)、岡野貞一(作曲)による唱歌として広まりました。
もともとは学校で歌われる“唱歌”として親しまれ、子どもたちの暮らしの中に自然に浸透していったタイプの春の名曲です。
この曲が長く愛される理由は「型の強さ」
1番は「春」、2番は「花」、3番は「鳥」。テーマだけが変わって、同じ言い回しがくり返されるのが特徴です。
だから、子どもは“覚えよう”としなくても、気づいたら口ずさんでいる。ここが家庭の音感あそびにぴったりなんです。
・くり返しが多いから、自然に耳に残る
・情景があるから、「明るい」「静か」「ふわふわ」など、感じた言葉が出やすい
用意するもの(最小セット)
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Ratatone本体
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Ratanotes「はるがきた」
https://www.ratatone.com/products/jkrnt0095
そして今回の主役は、音色(楽器)を変える遊び。
同じメロディでも音色が変わると聞こえ方が変わるので、“聴き分け”がとても作りやすくなります。
音で遊ぶアイデアをもっと集めたいときは、 Ratatone®のラインナップを見る のもおすすめです。
まずは“春さがし”から:歌詞を体験に変えると、音がイメージしやすい
「はるがきた」の良さは、歌詞がそのまま“観察ゲーム”になっていること。
音感あそびって、実は「音だけ」より「体験+音」のほうが入りやすいです。
春さがしミニゲーム(1〜3分でOK)
- 窓の外を見て「山・里・野」っぽいものを1つ見つける(雲でもOK)
- 見つけたら「どこにきた?」を一回言う
- その気分に合う“音色”を選ぶ(あとで鳴らす用)
「春はこれ!」って正解を決めなくてOK。
“自分で選んだ音色”があるだけで、子どもの耳が一気に主体的になります。
自宅でできる音感あそび:5つのステップ
ステップ1:いきなり歌わない。「言葉×手拍子」で整える(30秒)
新学期はコンディションが揃わない日も多いので、最初は“言うだけ”でOKです。
- 親が手拍子を一定にする
- 「はる・が・き・た」を声に出して言う
- 余裕があれば小さく歌う
手拍子に合わせて、Ratatoneで同じ音をトントンと鳴らします。
音の高さを動かさなくていいので簡単。これだけで“そろう感じ”が作れます。
ステップ2:まねっこ(エコー)で“耳→声”をつなぐ(1分)
音感の土台は「聴いたものを似せて出す」経験。
当てるより、まずは“まねる”が先です。
やり方(すぐできる)
- 親が短く歌う(例:「はるがきた」だけ)
- 子どもが同じように返す
- できたら少し伸ばす(例:「はるがきた はるがきた」)
親が歌う代わりに、Ratatoneで2〜3音だけ鳴らす → 子どもが声でまね。
親が歌に自信がなくても、音の見本がズレにくいのでやりやすいです。
ステップ3:ドレミで歌ってみる(短くてもOK)

慣れてきたら、歌詞をいったん外して、短い範囲で「ドレミ」で歌ってみます。
長くやらなくてOK。“短く成功体験”が続きやすいです。
・1日目:歌詞で歌う
・2日目:冒頭だけドレミ
・3日目:冒頭ドレミ+歌詞で通す
…のように、少しずつ混ぜると無理がありません。
歌う前に、Ratatoneで2〜3音だけ鳴らしてからドレミで歌うと、音程が取りやすくなります。
ステップ4:メロディを奏でよう(歌→演奏につなぐ)

ステップ1〜3でメロディを「耳と声」でつかんだら、今度はそれを演奏してみましょう。
Ratatoneでメロディをなぞると、音の流れが体に残りやすくなります。
やり方(最初は10秒でOK)
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冒頭だけをタッチする
短く区切ると成功しやすいです。 -
歌いながらタッチする
歌と音がそろうと、耳の中のイメージがくっきりします。 -
タッチだけでやってみる(声→頭の中へ)
慣れてきたら声を小さくする/心の中で歌うのもおすすめです。
・テンポは遅くてOK(むしろ遅い方がきれいにできる)
・途中で止まったら、一度「最初の音」に戻ってから再開
・うまくいかない日は、冒頭だけに戻す(短く戻れるのが強いです)
ステップ5:音色を変えて“耳を動かす”
「はるがきた」は、
音色(楽器)を変えるだけで、同じメロディの聞こえ方が変わるのが楽しいポイントです。
・バイオリン:伸びる/歌ってる
・アコースティックギター:軽い/弾む
・クラリネット:まるい/やさしい
・ファンタジア:ふわふわ/不思議
遊びA:どの楽器が「春」っぽい?投票ゲーム
- 音色Aで「はるがきた」を鳴らす
- 音色Bで同じところをもう一回
- 「春っぽいのはどっち?」と聞く
「元気な春?静かな春?」
「山の春っぽい?野の春っぽい?」
当てさせなくてOK。感じた言葉が出たら大成功です。
遊びB:1フレーズだけ音色チェンジ(差が分かりやすい)
曲全部を変えなくても、1フレーズだけで十分おもしろいです。
- 「はるがきた」だけギター
- 「どこにきた」だけクラリネット
- 最後だけファンタジア
短く変えると違いがはっきりして、「わかった!」が起きやすいです。
ちょっとだけ音楽の話:1・4・5(I・IV・V)で“基本”が体験しやすい
「はるがきた」は、コードがとてもシンプルで、中心は I・IV・V(いわゆる1・4・5)。
これは、ダイアトニックコードの“基本の骨格”を、子どもでも体験しやすいということです。
・I(1):落ち着く/帰ってきた感じ
・IV(4):景色が広がる感じ
・V(5):次に行きたくなる感じ
当てっこじゃなくて「感じっこ」がおすすめ
ここでの目的は、コード名を覚えることじゃありません。
“なんか落ち着く”“なんか進む”を言葉にできると、それが耳の成長になります。
・「いま、落ち着いた?(帰ってきた?)」
・「いま、ちょっと広がった感じする?」
・「いま、次に行きたくなる感じ?」
音色でふくらむ!春の“楽器ランキング”あそび(5分)
音色を変えられると、遊びが一気に増えます。
ここは家族で盛り上がりやすいので、時間がある日にぜひ。
春っぽい音色TOP3を決めよう
- 候補の音色を5つ決める(バイオリン/ギター/クラリネット/ファンタジア…など)
- 同じフレーズを、音色だけ変えて鳴らす
- 1位〜3位を投票で決める
「理由」を言えなくてもOK。
「なんか好き」「こっちが春」だけで十分です。
音色で遊べる幅をもっと知りたい方は Ratatoneの世界をのぞいてみる のもおすすめです。
おすすめ:ききみみパーティーで“聴く力”をゲーム化

「はるがきた」で
①合わせる(テンポ)→②まねる(耳→声)→③気づく(音色の違い)
が育ってきたら、次はそれをゲームにして伸ばすのもおすすめです。
ききみみパーティーは、カードをRatatoneでタッチすると音が鳴り、その音を手がかりに遊ぶカードゲーム。
「音を覚える」「音を聴いて集中する」が、家族でわいわい遊ぶだけで自然に育ちます。
https://www.ratatone.com/pages/kikimimiparty-how-to-play
- 神経衰弱(2–4人/5–10分)
- おとかるた(2–6人/5–10分)
- フラッシュコード(1–4人/5–10分)
はるがきたで育った“耳の反応”が、そのまま遊びの強さになります。
よくあるつまずきQ&A(新学期あるある)
Q. 親が音痴で不安です
大丈夫です。親が歌う代わりに、Ratatoneで音を鳴らして“音の見本”を作れます。
上手さより「一緒にやること」そのものが価値になります。
Q. 子どもがすぐ飽きます
ステップ1(言うだけ)に戻してOK。さらに短くして、音色チェンジだけでも成立します。
新学期は「できる日に短く」がいちばん続きます。
Q. 正解を教えたほうがいい?
当てるより「気づく」が先。感じた言葉が出たら、それが成果です。
“こっちが春っぽい”が言えたら、十分に耳が働いています。
今日からできる「1分ルーティン」
- 30秒:手拍子+「はるがきた」を言う/歌う
- 30秒:音色を1つ選んで、冒頭フレーズだけ鳴らす
忙しい時期は、短く終われる形がいちばん強いです。
まずは「音を出して、ちがいに気づく」を1日1回。春の歌を春の習慣にしていきましょう。
